『ファインマン物理学Ⅰ力学』を読んでみた

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 前から時間が出来たら読もうと思っていた『ファインマン物理学』シリーズの第Ⅰ巻、「力学」を読みました。正確に言うと全ページを開きました。

 最初の感想、「教えてほしかった慣性の法則の本当の意味」が書いてない!
一般には「止まっているものは止まり続け、動いているものは動き続ける」と説明されます。でも僕は「そういう風に見える視点が存在する(ある)よ」という主張だと理解しています。そこを後押ししてくれなかったのがもどかしいと言えばもどかしい。

 で、もう一つ言えば、僕がわくわくし始める「運動」の記述にたどり着くまでにp.100以上を費やしている。正直、ここまで読むのは辛かった。前提となる必要な知識は当然必要なのは分かるんだけど、「何故に心理学とか出てくるの?」と。いや、特に心理学が嫌いなわけではない。むしろ興味がある。けど、「これ力学書じゃないの?」という疑問。

 と、ここまで書いて気づいた。この本はファインマンさんの興味を興味のままに書いているのだと。これなくしてただ数式と図を並べた本を書いてもファインマンさんは嬉しくも何ともないんだろうと。

 と気付くと、もう一度初めから読み返してみたくなる。ファインマンさんの伝えたかった事、感動、こだわり、そういったものをファインマンさんと一緒に追体験してみたくなる。

 そんな事を感じたとある朝のひと時。

たろ記

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